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『よいこのための二日酔い入門』三田三郎
¥1,980
【落ち込むあなたの背に手を添える歌人・三田三郎 最新エッセイが沖縄県やんばるで手に入る!】 近頃は定期刊行誌『NHK短歌』にて隔月連載「BAR三郎」も執筆中。 注目するのが早すぎたか……と、ほくそ笑んでいる店主の推し歌人、三田三郎氏。 最新エッセイを入荷しました。 以下、公式サイトからの引用で紹介 ↓ ***** 酒を飲み、短歌を吐き出す歌人による待望の初エッセイ集! 別世界への入り口は、素面と酩酊のあわいにこそ潜んでいる──。 ●お酒と短歌にまつわる短編を多数収録● ・「人間は酔うと本性が出る」という話は果たして本当か? ・積極的飲酒、消極的飲酒とは? ・飲酒の心得10カ条とは? ・人前に出るときはお酒を飲んだ方がいい? アルコールとユーモア、そしてポエジーであなたの世界を揺さぶる一冊。 「動かしようのない厳然たる事実として、私は酒を飲むのである。そして、人類がこの世に存在する以上、一部の人間は酒を飲むのである。そうであれば、私および酒飲みの同志たちは、酔いという怪物を相手に、勝ち目がないことは百も承知で、戦いを挑んでは敗れ続けるという、絶望的な営みを引き受けなければならない。酒飲みとは因果な生き物なのである。」 ────「酔い方のコントロール不可能性について」
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(サイン本)歌集『鬼と踊る』三田三郎
¥1,870
歌人・山田航 絶賛! 「紛れもなく現代短歌の先端」 【満員電車で令和に降り立った エレガントな道化師】 歌人・三田三郎の最新刊!! 行間から滲み出る会社員の哀切に抱腹絶倒するか、 はたまた現代社会への警鐘だと捉えるか。 幾度読み返しても味わい深い"スルメ歌集"です。 数量限定、著者の直筆サイン入りでお届けします。 (写真のサインは一例で実物とは異なる場合があります。ご了承ください) ===== 〈収録短歌より〉 ずっと神の救いを待ってるんですがちゃんとオーダー通ってますか 生活を組み立てたいが手元にはおがくずみたいなパーツしかない 心にも管理人のおじさんがいて水を撒いたり撒かなかったり 正義と悪みあってみあってはっけよいのこったのこった観客の勝ち 1杯目を飲む決断は僕がした2杯目以降は別人がした ぼろぼろの単語帳めくる少年よ頑張れ俺はもう頑張れない 気を付けろ俺は真顔のふりをしてマスクの下で笑っているぞ あなたとは民事・刑事の双方で最高裁まで愛し合いたい 店員に小銭を投げるおじいちゃん それを見て惚れ直すおばあちゃん ===== 〈目次〉 ワンダフルライフ 自律神経没後八年 ワイドショーだよ人生は 前科があるタイプのおばあちゃん パーフェクトワールド 教訓 生活の魔術師 いざ出勤 アイム・ジャスト・ワーキング 人生 肝臓のブルース 二日酔いのエレジー 僕の歌 せめてあくびを 闘争的飲酒の夜 頻尿の季節 人生(Part2) 禁断の恋 俺もまぜてくれ ハッピーシティー 路上より 疲れた男の話 人生(Part3) 故郷へ 今日はもう終わり 蛇足と言う奴が蛇足 待ってるんですが エピローグ エピローグ(Part2) エピローグ(Part3) 解説 顔の見えない〈私たち〉 山田航 あとがき ===== 【三田三郎(みた さぶろう)/Profile】 1990年、兵庫県生まれ。 「ぱんたれい」「西瓜」同人。 2018年に第一歌集『もうちょっと生きる』(風詠社)刊行。 2023年12月より堀之内出版ブログ( https://note.com/horipub )にて『帰り道ふらりとバーに寄るようにこの世に来たのではあるまいに』連載。 ===== 著者:三田三郎 出版社:左右社 発売日:2021年9月7日 ページ数:150頁 サイズ:(約)横12.8×縦18.8×厚み2.5cm
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写真集『私の布』津波洋子
¥1,600
人間国宝の故・平良敏子さん、 故・大城志津子さんのもとで経験を積んだ 【作家・津波洋子さん作品集】 ===== 織物作家・津波洋子さんが、 ご自身の作家生活50周年を記念した個展を2023年に開催されました。 本書は、個展に向けて撮り溜めた写真などで制作された写真集です。 糸芭蕉、絹といった素材から 読谷山花織、首里花織、ロートン織といった技法まで バラエティ豊かすぎる圧巻の作品群が掲載されています。 作品に用いた素材はもとより、 染料も詳しく書かれているため、織物をする人にも参考になるはず。 多数の作品写真のほか ご本人のエッセイや、津波洋子さんを慕う方々からのメッセージも掲載されています。 書店の流通網には載っていません。 どれくらい印刷されたのか不明ということもあり 気になる方は、どうぞお早めに。 ===== 〈価格改訂のお知らせ〉 2024年12月入荷分より、本商品の価格を値上げさせていただきます。 以前の販売価格が、著者の収益すら含まず設定されていたため ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。 ===== 【津波洋子(つは ようこ)/profile】 1973年 芭蕉布織物研究所 入所 平良敏子に師事 1981年 沖縄県伝統工芸指導所 入所 1982年 大城織物工房 入所 大城志津子に師事 1991年 名護親方塾(名護市)「手績み苧麻の会」 講師 2000年 芭蕉布織物工房 2017年 沖縄県工芸品原材料確保事業助手 2018年 芭蕉布織物工房 苧績み内職 *1984年から自主制作に取り組む (『私の布』より一部抜粋) ===== 著者:津波洋子 発行日:2023年10月6日 ページ数:51頁 サイズ:(約)横18.2×縦25.7×厚み0.4cm
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『MUSAを織る手 ~先人の知恵と科学〜』OIST 沖縄伝統工芸染織クラブ W/ parallel translation in English
¥1,900
OIST(沖縄科学技術大学院大学)が 芭蕉布の魅力を科学で解明! This book has English translations throughout. ===== ”質の高い論文ランキング(*)”で、世界の名だたる有名大学を差し置いて1位に輝いたOIST。 2019年に芭蕉布に関する書籍を制作しています。 「芭蕉布の科学」と題された章では 糸芭蕉の葉鞘を光学顕微鏡で見た画像も掲載。 全編、英訳付きのため 芭蕉布に興味がある外国語が母語の方にもおすすめです。 *学術出版を手がけるイギリスのシュプリンガー・ネイチャーが2022年に調査 (参照:https://www.oist.jp/ja/news-center/news/2022/1/7/36878) ===== 〈目次〉 芭蕉布、この美しい布を守るために 喜如嘉の芭蕉布 芭蕉布とは? 芭蕉布のグレード 芭蕉布づくりは畑仕事から 芭蕉布ができるまで 芭蕉布とわたし(平良敏子) 芭蕉布の科学 先人たちが私たちに残してくれた宝物 後世に残したい芭蕉布 〈Contents〉 For Consevation of Beautiful Textile, Bashofu Kijoka Bashofu What is Bashofu? Grade of Bashofu Bashofu Making Starts in Cultivation The Art of Bashofu-Making A Lifetime Dedicated to Bashofu written by Ms. Toshiko Taira Science of Bashofu Treasure from Our Predecessors Bashofu, a Treasure to Pass Down Generations ===== 発行:OIST 沖縄伝統工芸染織クラブ Okinawa MUSA 発行日:2019年7月 ページ数:73頁 サイズ:(約)幅15×縦21×厚さ0.5cm
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『琉球列島における 芭蕉布文化の起源を探る』カトリーヌ・ヘンドリックス
¥2,200
【琉球の人々がいつ、どのようにして芭蕉布を織り始めたのか--】 日本の伝統的な自然布の一つ、芭蕉布(ばしょうふ)。 だがその歴史については謎に包まれている点が多々あります。 著者のカトリーヌさん(織物がご趣味)は不明点が多い芭蕉布の歴史について、資料・史料調査を実行。琉球列島における芭蕉布文化の起源に関する分析結果を、この1冊にまとめました。 大宜味村の故・平良敏子さんや浅井由美子芭蕉布工房、 現在は今帰仁村に拠点を移している染織工房バナナネシア、 そして今はなき今帰仁村の湧川米子織物工房の写真も掲載されています。 ご自身も芭蕉布づくりに挑戦しているカトリーヌさんが書き上げた、 芭蕉布愛好家の必読書です。 ===== 〈目次〉 第1章 序論 第1節 芭蕉布とは 第2節 本書の目的 第3節 芭蕉布の原料 第4節 糸芭蕉の原産地 第5節 芭蕉布生産工程の概要 第2章 文献史料に見る琉球列島の芭蕉布 第1節 苧麻の存在 第2節 芭蕉布織りの始まりに関する考察 第3節 史料に登場する芭蕉布 第4節 奄美諸島の場合 第5節 先島諸島の場合 第6節 庶民にとっての芭蕉布 第7節 糸芭蕉の繊維の採取法 第8節 王国時代に使われた手織り機について 第3章 バショウ類の繊維を使った他地域の織物文化 第1節 芭蕉布文化の地理的な起源に関する諸説 第2節 フィリピン諸島 第3節 インドネシア諸島 第4節 ミクロネシア 第5節 台湾 第4章 中国史料に見る蕉布文化 第1節 交趾葛から蕉葛へ 第2節 灰汁で精錬する技法 第3節 貢賦としての蕉布 第4節 閩人の蕉布 第5節 明代の蕉布 第6節 食蕉対衣蕉・布蕉 第5章 歴史から見る芭蕉布文化の起源 第1節 12世紀までの琉球列島 第2節 13世紀の転換点 第3節 私的貿易から公的貿易へ 第4節 福建からの渡来人 第5節 福建と前期の久米村(1372-1430) 第6節 久米村と久米村人(1430-1470) 第7節 琉球王国と久米村人(1480-1609) 第8節 琉球官生と福建 第9節 琉球文化に見られる福建 ===== 【カトリーヌ・ヘンドリックス(KATRIEN HENDRICKX)/Profile】 1964年ベルギー生まれ。早稲田大学文学部[留学]日本美術史。フランス国立東洋言語文化学院 修士号。琉球大学法文学部[外国人客員教授]芭蕉布研究。ベルギーのルーヴェン・カトリック大学文学部日本学科 Ph.D.。 2016年「芭蕉布WEB資料館」( https://www.bashofushiryokan.com/ )開設。 ===== 著者:カトリーヌ・ヘンドリックス 出版社:新星出版 発売日:2022年12月25日 ページ数:174頁 サイズ:(約)幅14.8×縦21×厚さ1cm
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(サイン本)『物語は変わる』トナカイ
¥2,500
写真家であり詩人であるトナカイさんの最新作品集。 数量限定のサイン入りでご用意いただきました。 ほとんど全作品を、自宅や近所で撮影したという今作。 時にか弱い、けれど確かな生命力に満ちた写真は 眺めていると、不思議と満ち足りた気持ちにさせてくれます。 「ひとはそれぞれの物語を生きています。(中略) 変わるはずがないと絶望し、悲しみに満ちた日々が続いても、あるとき、物語は変わる。」 (『物語は変わる』あとがき より) ドイツ製のフィルムカメラ・ローライフレックスで撮られた写真52枚と3本の詩を収録。 表紙のタイトル部分は箔押し。本作のために作字されたオリジナルフォントにもご注目ください。 ===== 【トナカイ(松本 慎一)/Profile】 1976年静岡県生まれ。 中央大学法学部在学中に写真を撮りはじめ、卒業後、映像制作会社に就職。 ディレクター業に携わるかたわら、写真家として活動する。 2019年 詩を書きはじめ、詩集を出版。 2021年 撮影業で独立。 世界を愛する試みとして身のまわりにある光、 とりわけ人の肖像を撮ることをライフワークにしている。 Instagram @tonakaii X(旧Twitter) @tonakai ===== 著者:トナカイ 発売日:2023年9月13日 サイズ:(約)横14.8×縦21×厚み0.6cm
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(数量限定)『ジョーゼフ・キャンベルが言うには、愛ある結婚は冒険である。』(築地書館)
¥1,980
結婚生活のハウツー本? ……じゃないんです。 神話学者のジョーゼフ・キャンベルが、全米ラジオ放送に出演した際の対話をまとめた一冊。 キリスト教、イスラム教、仏教という(いわゆる)世界三大宗教はもとより、心理学、文化人類学、文学など、多分野にわたる知識と洞察力に裏打ちされたキャンベルの思想の入門編として適しています。 評価があるにもかかわらず、大手書店では軒並み売り切れ。市場に出回っているのは、ほぼ中古。 でも、長いお付き合いになりそうなら、なるべく新品で求めたい。 そんな想いで、出版元である築地書館さんにコンタクト。 「倉庫に残っている品だから売れない」と渋られた商品を、かなり強引に購入させていただきました。 結果、買って、というか読んで大正解。 それまで私が抱いていた、 否、気づいたら刷り込まれていた価値観を豪快に打ち壊してくれて、新たな一歩を踏み出すことができました。 ありがとう、ジョーゼフ・キャンベルさん。 邦題のタイトルは、ちょっと違うと思うけれども。 【ご購入の前に必ずお読みください】 ※本商品は新品ではありますが、出版社の倉庫で眠っていたものを送っていただいたため、日焼け等が見られる場合がございます。ご理解・ご了承いただける場合のみご購入ください ※本商品について、日焼け等、書籍の経年変化を理由とする返品は勝手ながらお断り致します ===== 〈目次〉 第1章 巨大な詩としての神話 ・神話は自分の中にある ・神話のテーマ「お告げ」 ・冒険の意味 ・ビジョン・クエスト ・聖杯探索のエピソード ・ビジョンと儀式 ・シャーマンの役割 ・神話の英雄像 ・道化の役割 ・古代文明の可能性 ・伝播の証明 ・神話の実現と実在物の神話化 ・神話の役割 第二章 宗教−−誤解された神話 ・神の探究の歴史 ・内なる神 ・一人一人の人間にとっての宗教の意味 ・「荒れ地」人生を送る現代人 ・カルトと宗教 ・導師(グル)に従うこと ・モーセとヘルメス ・三位一体の意味 ・死と永遠性 ・錬金術 ・洪水のモチーフ ・宗教の現状 ・東洋と西洋の融合は可能か? ・チベット仏教 第3章 新しい知恵を必要とする時代 ・歴史の中の転換期 ・自然の力 ・自分のために生きる人生設計のすすめ ・心の支えをなくした現代人 第4章 キャンベル−−神話を生きた人生 ・冒険の始まりは? ・ユングの影響 ・ジェイムズ・ジョイスの魅力 ・愛ある結婚の冒険 ===== 【ジョーゼフ・キャンベル/Profile】 1904年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学・大学院卒業後、パリ大学およびミュンヘン大学大学院に留学。1934年から1972年までニューヨーク州のサラ・ローレンス・カレッジで教鞭を執る。 比較神話学の第一人者。ローマン・カトリックの伝統を汲みながら、少年時代よりアメリカ先住民文化に興味を持ち、やがて神話に心理学を結びつけて新境地を開く。 ラジオ、テレビ等のメディアにも登場して、古今東西の文化を深く洞察し、現代社会に生きる人間に鋭い示唆を与え続けた。深い思想性と、音楽的ともいえる静かな語り口は、アメリカの幅広い層に今なお多くのファンを持つ。 ジョージ・ルーカス監督は、キャンベルによる英雄や冒険の定義を元に「スターウォーズ」シリーズを作ったと言われる。1987年逝去。 ===== 著者:ジョーゼフ・キャンベル(Joseph Campbell) 訳:馬場 悠子 出版社:築地書館 発売日:1997年5月26日 ページ数:190頁 サイズ:(約)横12.8×縦18.8×厚み1.8cm
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『沖縄の染め織りと人びとの暮らし』松本由香・佐野敏行
¥2,500
SOLD OUT
【沖縄の染め織りと受け継いでいく人びとを訪ねて】 染め織りの営みを記録し、 暮らしと伝統の結びつきにふれる ***** 離島も含む、沖縄諸島全域でのフィールドワークを踏まえてつくられた1冊。 学校教育の現場で活用されるテキストを目指して編成されていることもあり、読みやすい文章で、伝統染め織りの現場の現状や意義、課題などがまとめられています。 店主が暮らす大宜味村からは、喜如嘉の芭蕉布事業協同組合のほか、浅井由美子芭蕉布工房、工房風苧も登場。 本書で取り上げている伝統染め織り(の生産地)は以下の通り(本書内での紹介順)。 ・那覇市 首里織・琉球びんがた ・南風原町 琉球絣・南風原花織 ・読谷村 読谷山花織・読谷山ミンサー ・大宜味村 芭蕉布(*喜如嘉の芭蕉布も含む) ・沖縄市 知花花織 ・浦添市 うらそえ織 ・豊見城市 ウージ染め ・うるま市石川 伊波メンサー織 ・本部町 琉球藍(山藍) ・宮古島 宮古上布 ・多良間島のたらま紅紬 ・石垣島の八重山上布 ・竹富島・石垣島・西表島 八重山ミンサー織 ・与那国島 与那国織 ・久米島 久米島紬 ・小浜島 インド藍(木藍、クモーアイ)染織 ・西表島 八重山交布(グンボー) ・奄美大島 大島紬 ===== 〈目次〉 第1章 染め織りの歴史と現在 1. 古くからおこなわれてきた染め織り 2.古琉球に交易でもたらされた染め織り 3. 近世琉球における人頭税の時代 4. 人頭税廃止から沖縄戦まで 5. 沖縄戦後から本土復帰まで 6. 本土復帰から現在 第2章 地域生活で染め織りがもたらすもの 1. 家族と地域でつくる本部町伊豆味の琉球藍(山藍) 2. 宮古島の糸績みと地域生活に見るつながり方 3. 染め織りによる小浜島の高齢女性の暮らしのいろどり 4. 久米島の泥染めとユイマール(相互扶助) 5. 与那国織にみる世代間の伝承・移住者による継承 6. 家族・地域生活と染め織りの伝承・継承 第3章 染め織りによる地域文化の表現 1. 「自然布」と「昔の暮らし」 2. ルーツ考察 3. 王朝文化の再認識 4. 創造 5. 染め織りによる地域文化の表現 第4章 染め織りと経済性 1. 生産性の追求 2. ツーリズムとの兼ね合い 3. 経済性の再考と環境への配慮 4. 経済性の探究 第5章 人びとの暮らしのなかの染め織り 1. 人びとの暮らしのなかで染め織りのもつ意味 2. 染め織りのつくり手と家族・社会・自然 3. 結論 ===== 【松本由香(まつもと ゆか)/Profile】 琉球大学教育学部教授、博士(学術) 奈良女子大学大学院博士後期課程修了。 専門分野:衣生活学 インドネシアの服飾文化を30年にわたり研究し、2013年度から沖縄の染め織りと暮らしをテーマに沖縄各地で聞き取りをおこなってきました。今は染め織りの実習教材のマニュアル化を研究しています。 【佐野敏行(さの としゆき)/Profile】 奈良女子大学名誉教授、Ph.D(スタンフォード大学) 専門分野:生活文化人類学 奈良女子大学生活環境学部でアメリカおよびアジア諸国を中心に世界の生活文化について教育研究してきました。近年、主に藍、紅花染めなどの染織の面から沖縄・日本・アジアのつながりを研究しています。 ===== 著者:松本由香・佐野敏行 出版社:琉球新報社 発売日:2020年3月26日 ページ数:215頁 サイズ:(約)幅14.8×縦21×厚さ2.1cm
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てのひら絵本『かえるのあんがま』第二版
¥550
SOLD OUT
西表島で暮らすかえるたちが、沖縄県八重山地方の旧盆行事“あんがま”に挑戦するというストーリー。地謡や伝統舞踊の練習に四苦八苦しながら迎えた本番の日。果たして上手くいくのか……!? 鳥獣戯画のようにユーモラスであたたかみのあるイラストを楽しみながら読み進めているうちに、”あんがま”という風習についても学べる一石二鳥的なzine。 西表島に生息するかえるが丁寧に描き分けられている点にも注目です。 本文中に出てくる島言葉(しまくとぅば、方言)の解説や、出演かえるの紹介は表紙カバーの裏に掲載。 ロードキル(いきものの交通事故)や外来種の駆除活動のため、命を落とすかえるたちへの供養の気持ちも込められて制作されたそう。 読み終わると、環境保護について、人間の身勝手さについてなど、あれこれ考えさせられる本作。 かえる好き、紙もの好きな、はたまた沖縄地方の風習が気になるという人は、 入手すれば何度も読み返すこと間違いなしですよ。 ===== ⚫︎“あんがま”とは? 西表島では、三線や笛などの地謡と太鼓を叩く男性、竹の打楽器「サンバ」を持つ白い装束の女性(サンピキ)、顔を隠した子孫役の「アンガマ」たちが地域の家を巡りながら、祖霊念仏節(ソールニンブチ)や伝統舞踊を披露して、先祖の霊と遊ぶという習わしです。 ===== 作:西表かえる連合公民館 サイズ:(約)横10.8×縦14.8cm
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『かえるのあんがま』しまくとぅば(西表語)版
¥330
SOLD OUT
てのひら絵本『かえるのあんがま』が、全編“しまくとぅば”(島言葉・方言)で味わえる! 手加減なしのガチンコ西表島語ver.は、めくれば苦笑が止まりません。 「そーる やりき あんがま しぉうら」 西表島にルーツがない方は、ぜひ通常盤とセットでのお求めを。 *蛇腹折でつくられた簡易製本。大人の手のひらや胸ポケットなんかに、すっぽり収まるミニサイズです(大きさは3枚目の商品画像[Mサイズの卵と並べています]でご確認ください) ===== ⚫︎てのひら絵本『かえるのあんがま』とは? 西表島で暮らすかえるたちが、沖縄県八重山地方の旧盆行事“あんがま”に挑戦するというストーリー。地謡や伝統舞踊の練習に四苦八苦しながら迎えた本番の日。果たして上手くいくのか……!? 鳥獣戯画のようにユーモラスであたたかみのあるイラストを楽しみながら読み進めているうちに、”あんがま”という風習についても学べる一石二鳥的なzine。 西表島に生息するかえるが丁寧に描き分けられている点にも注目です。 ===== 作:西表かえる連合公民館 しまくとぅば訳:石垣金星 サイズ:(約)横3.5×縦7.5×厚み0.4cm
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『馬語手帖』河田桟
¥1,320
SOLD OUT
ウマに惹かれて、東京から与那国島に移住。 相棒のウマと暮らし続ける作者が教える 【ウマとのコミュニケーション方法】 ===== ウマがどんなふうに話すか、知っていますか? 鼻をブルルルッと鳴らしたり、ヒヒーンといなないたり。 そう、それもたしかに彼らの言葉です。 でもたぶん、声を使うのは全体の5パーセントぐらい。 ウマの会話の中心は体を使ったボディランゲージです。 耳やしっぽを動かしたり、体全体で動いたりしながら、 ウマはいつも仲間同士でいろいろな会話をしています。(中略) ウマは賢い動物です。 人間が簡単な言葉や合図を教えれば、 それを覚えて、反応してくれるようになります。 あなたが愛情を持って(人間の言葉で)話しかけたり、 やさしく触ったりすれば、 ウマはそのトーンを感じ取ってくれもします。 でもそれは、あくまでも人間中心。 ウマの立場に立った会話ではありません。 その逆に、もし人間であるあなたが馬語を理解したら、 (人間だって賢い動物なのだから、やればできるはず) さあ、どんなことが起こるでしょう。 まずウマは、「お!」と驚きます。 「このいきものはヒトのようにみえるけれど、 どうやらウマのことばがわかるようだぞ」と、 あなたに注意を向けてきます。 そして、これまでとは違う態度を取り始めます。(中略) この本は、馬語の世界へとつながっています。 といっても、ほんの入り口にしかすぎません。 あくまでも人間であるわたしが、 「どうもこういうことかもしれない」と 翻訳して書き留めた覚え書きのようなものです。 (「はじめに」より) ===== 〈目次〉 ⚫︎馬語の学び方 馬語ってどんなもの? まず感じてみよう 群れを見よう 一頭のウマを見よう ⚫︎からだのコトバを読み取る 耳 ふつうの時/少し開く/横に寝かす/ピンと立てる/ピクピク動かす/後ろに寝かす/後ろにぴったりつける 目 白目を見せる/見開く/眉を寄せる/かわいい目をする 鼻 鼻の穴を広げる/鼻の下を伸ばす/鼻を鳴らす/フレーメン 口 軽く噛む/あうあうする/もぐもぐする/あくびする 首 高く上げる/低く下げる/前に伸ばす/首を振る 肢 前掻き/前肢を上げる/後ろ肢で蹴る おしり おしりを向ける しっぽ しっぽを振る/高く上げる/股の間に入れる 声 ブフ ブフフ/ヒン/ヒヒン/ヒヒヒーン/ハァ〜 ⚫︎間合いを読み取る テンポ 距離 立ち位置 角度 ⚫︎ウマの気持ち 緊張するか、ゆるむか くつろぐ こわい 怒る どっちが上か わくわくする あいさつ ⚫︎ウマと話そう 1 そばに行く 2 ただそこにいる 3 ウマが近寄ってくる 4 鼻と鼻をつける 5 手のにおいを嗅がせる 6 首を掻く 7 そこから先は…… ウマとどんな関係をつくるか ⚪︎もっと知りたいときに ⚪︎馬語を学びたいときにおすすめの牧場 ===== 【河田桟(かわた さん)/profile】 ライター・インタビュア・編集者。 書評・インタビュー等を中心に執筆・編集にたずさわる。 2009年、馬と暮らすために与那国島へ移住。 著書に『はしっこに、馬といる』(カディブックス、2015年)、『くらやみに、馬といる』(2019年)、『ウマと話すための7つのひみつ』(偕成社、2022年)がある。 ===== 文と絵:河田桟 出版社:カディブックス 発売日:2012年1月15日 ページ数:124頁 サイズ:B6版/(約)横13×縦18.4×厚み0.9cm
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『はしっこに、馬といる』河田桟
¥1,870
SOLD OUT
【『馬語手帖』続編】 東京から与那国島へ移住した作者が ウマと同じ目線でつきあう方法を考える ===== 身体的に力がなかったり、 ウマに対して強く接することが苦手だったり、 という、ある意味では「弱い」部分を持ったヒトが、 ウマとコミュニケーションを取るためにはどうしたらよいかを 考えていく本、と言ったらいいでしょうか。 与那国島の自然の中で、 相棒のウマと暮らしているうちに見えてきた、 これまでとはちがうコミュニケーションの形について、 とても個人的な視点から書いています。 ヒトが答えを決めて、 それに添うようウマに動いてもらうのではなく、 ウマの話に耳を傾けながら、 一緒に考え、一緒に答えを探していく、 静かなコミュニケーションです。 強くならずとも、ウマとつきあうことはできますよ、 そこにはものすごく豊かな世界が広がっていますよ、 と、だれかに伝えたくて、この本を作ったのかもしれません。 (『はしっこに、馬といる』作者による紹介文より) ===== 〈目次〉 ⚫︎life with a horse ウマと暮らす 野生へつながる扉 ⚫︎powerless 非力であること 強くならずにウマとつきあう ウマとヒトの関係 なにもしないヒト 事件は起こる ⚫︎talking with a horse 力を使わずに会話する そばにいる 見るだけでもいい 336時間 粘土のような 順位づけ 自分の空間 距離のとりかた 馬語の間合い タイミング 見るだけでもいい 2 ウマ・メーターを感知する 危険を避ける こころの言葉 からだの言葉 ⚫︎passive communication パッシブなコミュニケーション リアクションで会話する 「NO」と言ってもいい 「待って」と「ゆっくり」 「すきま」があること 「半々」でウマに乗る ⚫︎different view ちがう風景を見ている 受け入れ変化してゆく力 応答性 王国 「かしこさ」の角度 はずれたウマのおもしろさ ===== 【河田桟(かわた さん)/profile】 ライター・インタビュア・編集者。 書評・インタビュー等を中心に執筆・編集にたずさわる。 2009年、馬と暮らすために与那国島へ移住。 著書に『馬語手帖』(カディブックス、2012年)、『くらやみに、馬といる』(2019年)、『ウマと話すための7つのひみつ』(偕成社、2022年)がある。 ===== 〈お求めの際に〉 この本は孔版印刷という方法でつくられています。表紙は、黒と青の版を別々に作って重ねているため、少しずれていることも。 一冊ずつ、本の表情が異なるかもしれません。ご理解くださいませ。 ===== 文と絵:河田桟 出版社:カディブックス 発売日:2015年3月20日 ページ数:232頁 サイズ:B6変形版/(約)横12.7×縦18.3×厚み1.6cm
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『くらやみに、馬といる』河田桟
¥945
SOLD OUT
ウマに惹かれて、与那国島へ 【ウマと10年間つきあった作者が紡ぐ 世界のはなし】 作者の河田桟さんが探求してきた、ウマとのコミュニケーション方法を綴るカディブックスの本。 一連のシリーズのなかで、実は当店店主が最も心を揺さぶられたのが、こちらの『くらやみに、馬といる』です。 他のひととのおしゃべりは得意でないけれど、 どうぶつや植物と向き合う時間はくつろげる。 特にそんな方は、響くことばと出合えるはずです。 本棚に収納しやすい、文庫本サイズのケース入り。 ===== 与那国島でカディと暮らしはじめて十年が経とうとしています。 日々の暮らしのなかで私がひときわ大切にしている日課が、 夜明け前のくらやみの時間をカディと過ごすことです。 馬といるくらやみに身を置いているうち、 一滴一滴したたり落ちてきた言葉の断片を集めたのがこの本です。 前作までの『ウマと話そう』シリーズは、 馬と人のコミュニケーションにフォーカスした本でした。 実用の書というにはずいぶん受動的でぼんやりしていたと思いますが、 やはりひとつの目的に光を当てていたので、 そこからこぼれるものがあるように感じていました。 ですから本書は『はしっこに、馬といる』の続編ではなく、 そのうしろ側みたいな位置にあると言えばいいでしょうか。 前作までを「昼の世界」とするなら、これは文字通り「夜の世界」の話です。 このような内向きで個人的な文章を いったいどなたが読んでくださるのかいぶかしく思いつつ、 それでもこの道を通らないわけにはいかないんだよなあ、 という奇妙な感覚に包まれながらこのちいさな本を作りました…… (「あとがき」より) ===== 〈目次〉 馬たちの夜の世界 くらやみの景色 耳をひらく じっとしている 異種のともだち ささやかな了解 輪郭が変わる 終わりにいる場所 ふたたび出会う ===== 【河田桟(かわた さん)/profile】 ライター・インタビュア・編集者。 書評・インタビュー等を中心に執筆・編集にたずさわる。 2009年、馬と暮らすために与那国島へ移住。 著書に『馬語手帖』(カディブックス、2012年)、『はしっこに、馬といる』(2015年)、『ウマと話すための7つのひみつ』(偕成社、2022年)がある。 ===== 文と写真:河田桟 出版社:カディブックス 発売日:2019年10月20日 ページ数:120頁 サイズ:A6変形版/(約)横10.3×縦15×厚み0.8cm
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(サイン本)歌集『もうちょっと生きる』三田三郎
¥1,100
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【満員電車で令和に降り立った エレガントな道化師】 歌人・三田三郎による 衝撃の第一作!! 最新刊『鬼と踊る』に比べると、ややエッジィで青い表現が楽しめる本作。 虚無感を覚えがちな現代社会において、もうちょっとだけ生きてみようかな、と重い腰を持ち上げてくれるような歌集です。 数量限定、筆者直筆サイン入りでお届けします。 (写真のサインは一例で実物とは異なる場合があります。ご了承ください) ===== 〈収録短歌より〉 蝉たちに死ね死ね死ねと鳴かれても人間だからもうちょっと生きる ===== 【三田三郎(みた さぶろう)/Profile】 1990年、兵庫県生まれ。 「ぱんたれい」「西瓜」同人。 2021年に第二歌集『鬼と踊る』(左右社)刊行。 2023年12月より堀之内出版ブログ( https://note.com/horipub )にて『帰り道ふらりとバーに寄るようにこの世に来たのではあるまいに』連載。 ===== 著者:三田三郎 出版社:風詠社 発売日:2018年6月14日 ページ数:110頁 サイズ:(約)幅12.8×縦18.8×厚さ1cm