・翌月にまとめてお支払い可能
・手数料無料(口座振替の場合)
・アプリでご利用金額を確認できて安心
¥2,200 税込
残り1点
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
別途送料がかかります。送料を確認する
【琉球の人々がいつ、どのようにして芭蕉布を織り始めたのか--】
日本の伝統的な自然布の一つ、芭蕉布(ばしょうふ)。
だがその歴史については謎に包まれている点が多々あります。
著者のカトリーヌさん(織物がご趣味)は不明点が多い芭蕉布の歴史について、資料・史料調査を実行。琉球列島における芭蕉布文化の起源に関する分析結果を、この1冊にまとめました。
大宜味村の故・平良敏子さんや浅井由美子芭蕉布工房、
現在は今帰仁村に拠点を移している染織工房バナナネシア、
そして今はなき今帰仁村の湧川米子織物工房の写真も掲載されています。
ご自身も芭蕉布づくりに挑戦しているカトリーヌさんが書き上げた、
芭蕉布愛好家の必読書です。
=====
〈目次〉
第1章 序論
第1節 芭蕉布とは
第2節 本書の目的
第3節 芭蕉布の原料
第4節 糸芭蕉の原産地
第5節 芭蕉布生産工程の概要
第2章 文献史料に見る琉球列島の芭蕉布
第1節 苧麻の存在
第2節 芭蕉布織りの始まりに関する考察
第3節 史料に登場する芭蕉布
第4節 奄美諸島の場合
第5節 先島諸島の場合
第6節 庶民にとっての芭蕉布
第7節 糸芭蕉の繊維の採取法
第8節 王国時代に使われた手織り機について
第3章 バショウ類の繊維を使った他地域の織物文化
第1節 芭蕉布文化の地理的な起源に関する諸説
第2節 フィリピン諸島
第3節 インドネシア諸島
第4節 ミクロネシア
第5節 台湾
第4章 中国史料に見る蕉布文化
第1節 交趾葛から蕉葛へ
第2節 灰汁で精錬する技法
第3節 貢賦としての蕉布
第4節 閩人の蕉布
第5節 明代の蕉布
第6節 食蕉対衣蕉・布蕉
第5章 歴史から見る芭蕉布文化の起源
第1節 12世紀までの琉球列島
第2節 13世紀の転換点
第3節 私的貿易から公的貿易へ
第4節 福建からの渡来人
第5節 福建と前期の久米村(1372-1430)
第6節 久米村と久米村人(1430-1470)
第7節 琉球王国と久米村人(1480-1609)
第8節 琉球官生と福建
第9節 琉球文化に見られる福建
=====
【カトリーヌ・ヘンドリックス(KATRIEN HENDRICKX)/Profile】
1964年ベルギー生まれ。早稲田大学文学部[留学]日本美術史。フランス国立東洋言語文化学院 修士号。琉球大学法文学部[外国人客員教授]芭蕉布研究。ベルギーのルーヴェン・カトリック大学文学部日本学科 Ph.D.。
2016年「芭蕉布WEB資料館」( https://www.bashofushiryokan.com/ )開設。
=====
著者:カトリーヌ・ヘンドリックス
出版社:新星出版
発売日:2022年12月25日
ページ数:174頁
サイズ:(約)幅14.8×縦21×厚さ1cm
送料・配送方法について
お支払い方法について
¥2,200 税込