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『沖縄の染め織りと人びとの暮らし』松本由香・佐野敏行

¥2,500 税込

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【沖縄の染め織りと受け継いでいく人びとを訪ねて】
染め織りの営みを記録し、
暮らしと伝統の結びつきにふれる

*****

離島も含む、沖縄諸島全域でのフィールドワークを踏まえてつくられた1冊。
学校教育の現場で活用されるテキストを目指して編成されていることもあり、読みやすい文章で、伝統染め織りの現場の現状や意義、課題などがまとめられています。

店主が暮らす大宜味村からは、喜如嘉の芭蕉布事業協同組合のほか、浅井由美子芭蕉布工房、工房風苧も登場。

本書で取り上げている伝統染め織り(の生産地)は以下の通り(本書内での紹介順)。
・那覇市 首里織・琉球びんがた
・南風原町 琉球絣・南風原花織
・読谷村 読谷山花織・読谷山ミンサー
・大宜味村 芭蕉布(*喜如嘉の芭蕉布も含む)
・沖縄市 知花花織
・浦添市 うらそえ織
・豊見城市 ウージ染め
・うるま市石川 伊波メンサー織
・本部町 琉球藍(山藍)
・宮古島 宮古上布
・多良間島のたらま紅紬
・石垣島の八重山上布
・竹富島・石垣島・西表島 八重山ミンサー織
・与那国島 与那国織
・久米島 久米島紬
・小浜島 インド藍(木藍、クモーアイ)染織
・西表島 八重山交布(グンボー)
・奄美大島 大島紬

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〈目次〉
第1章 染め織りの歴史と現在
1. 古くからおこなわれてきた染め織り
2.古琉球に交易でもたらされた染め織り
3. 近世琉球における人頭税の時代
4. 人頭税廃止から沖縄戦まで
5. 沖縄戦後から本土復帰まで
6. 本土復帰から現在

第2章 地域生活で染め織りがもたらすもの
1. 家族と地域でつくる本部町伊豆味の琉球藍(山藍)
2. 宮古島の糸績みと地域生活に見るつながり方
3. 染め織りによる小浜島の高齢女性の暮らしのいろどり
4. 久米島の泥染めとユイマール(相互扶助)
5. 与那国織にみる世代間の伝承・移住者による継承
6. 家族・地域生活と染め織りの伝承・継承

第3章 染め織りによる地域文化の表現
1. 「自然布」と「昔の暮らし」
2. ルーツ考察
3. 王朝文化の再認識
4. 創造
5. 染め織りによる地域文化の表現

第4章 染め織りと経済性
1. 生産性の追求
2. ツーリズムとの兼ね合い
3. 経済性の再考と環境への配慮
4. 経済性の探究

第5章 人びとの暮らしのなかの染め織り
1. 人びとの暮らしのなかで染め織りのもつ意味
2. 染め織りのつくり手と家族・社会・自然
3. 結論

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【松本由香(まつもと ゆか)/Profile】
琉球大学教育学部教授、博士(学術)
奈良女子大学大学院博士後期課程修了。
専門分野:衣生活学
インドネシアの服飾文化を30年にわたり研究し、2013年度から沖縄の染め織りと暮らしをテーマに沖縄各地で聞き取りをおこなってきました。今は染め織りの実習教材のマニュアル化を研究しています。

【佐野敏行(さの としゆき)/Profile】
奈良女子大学名誉教授、Ph.D(スタンフォード大学)
専門分野:生活文化人類学
奈良女子大学生活環境学部でアメリカおよびアジア諸国を中心に世界の生活文化について教育研究してきました。近年、主に藍、紅花染めなどの染織の面から沖縄・日本・アジアのつながりを研究しています。

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著者:松本由香・佐野敏行
出版社:琉球新報社
発売日:2020年3月26日
ページ数:215頁
サイズ:(約)幅14.8×縦21×厚さ2.1cm

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