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『馬語手帖』河田桟

¥1,320 税込

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ウマに惹かれて、東京から与那国島に移住。
相棒のウマと暮らし続ける作者が教える
【ウマとのコミュニケーション方法】

=====

ウマがどんなふうに話すか、知っていますか?
鼻をブルルルッと鳴らしたり、ヒヒーンといなないたり。
そう、それもたしかに彼らの言葉です。
でもたぶん、声を使うのは全体の5パーセントぐらい。
ウマの会話の中心は体を使ったボディランゲージです。
耳やしっぽを動かしたり、体全体で動いたりしながら、
ウマはいつも仲間同士でいろいろな会話をしています。(中略)

ウマは賢い動物です。
人間が簡単な言葉や合図を教えれば、
それを覚えて、反応してくれるようになります。
あなたが愛情を持って(人間の言葉で)話しかけたり、
やさしく触ったりすれば、
ウマはそのトーンを感じ取ってくれもします。
でもそれは、あくまでも人間中心。
ウマの立場に立った会話ではありません。

その逆に、もし人間であるあなたが馬語を理解したら、
(人間だって賢い動物なのだから、やればできるはず)
さあ、どんなことが起こるでしょう。

まずウマは、「お!」と驚きます。
「このいきものはヒトのようにみえるけれど、
どうやらウマのことばがわかるようだぞ」と、
あなたに注意を向けてきます。
そして、これまでとは違う態度を取り始めます。(中略)

この本は、馬語の世界へとつながっています。
といっても、ほんの入り口にしかすぎません。
あくまでも人間であるわたしが、
「どうもこういうことかもしれない」と
翻訳して書き留めた覚え書きのようなものです。

(「はじめに」より)

=====

〈目次〉
⚫︎馬語の学び方
馬語ってどんなもの?
まず感じてみよう
 群れを見よう
 一頭のウマを見よう

⚫︎からだのコトバを読み取る

 ふつうの時/少し開く/横に寝かす/ピンと立てる/ピクピク動かす/後ろに寝かす/後ろにぴったりつける


 白目を見せる/見開く/眉を寄せる/かわいい目をする


 鼻の穴を広げる/鼻の下を伸ばす/鼻を鳴らす/フレーメン


 軽く噛む/あうあうする/もぐもぐする/あくびする


 高く上げる/低く下げる/前に伸ばす/首を振る


 前掻き/前肢を上げる/後ろ肢で蹴る

おしり
 おしりを向ける

しっぽ
 しっぽを振る/高く上げる/股の間に入れる


 ブフ ブフフ/ヒン/ヒヒン/ヒヒヒーン/ハァ〜

⚫︎間合いを読み取る
 テンポ
 距離
 立ち位置
 角度

⚫︎ウマの気持ち
 緊張するか、ゆるむか
 くつろぐ
 こわい
 怒る
 どっちが上か
 わくわくする
 あいさつ

⚫︎ウマと話そう
 1 そばに行く
 2 ただそこにいる
 3 ウマが近寄ってくる
 4 鼻と鼻をつける
 5 手のにおいを嗅がせる
 6 首を掻く
 7 そこから先は……
 ウマとどんな関係をつくるか

⚪︎もっと知りたいときに
⚪︎馬語を学びたいときにおすすめの牧場

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【河田桟(かわた さん)/profile】
ライター・インタビュア・編集者。
書評・インタビュー等を中心に執筆・編集にたずさわる。
2009年、馬と暮らすために与那国島へ移住。
著書に『はしっこに、馬といる』(カディブックス、2015年)、『くらやみに、馬といる』(2019年)、『ウマと話すための7つのひみつ』(偕成社、2022年)がある。

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文と絵:河田桟
出版社:カディブックス
発売日:2012年1月15日
ページ数:124頁
サイズ:B6版/(約)横13×縦18.4×厚み0.9cm

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